沖縄一周航海記、宜野湾マリーナ、7月9日

朝、目を覚ます。青空である。マストが時折ヒューヒュー音を立てる。台風が近づいてきた。雲の動きが速い。朝のコーヒーがうまい。

1 朝食

午前9時頃、「サンエー」のファミリーマートで各自バラバラの朝食。この男は昼飯抜き。ほかの二人はパン一個等皆それぞれ。

2 10時頃、修理屋さんが来る。若いのを連れてくる。エルボは、溶接修理するという。この男の船はプラスチック製である。当然プラスチックに交換すると思ったがそうではない。すべてをやってくれると持っていたが、台風、その他で若いのは忙しいという。結局取り外しは、我々で行う。あいやー。


この部品はエルボではなくウオーターブロックと言うらしい。いやはや。
現時点で、修理完了は未定。従って、Lady Luck の予定も未定。

3 天気

未明は風の音がヒュー、午前中は風の音がヒューヒュー、そして、午後から風の音がヒューヒューの合奏とゴーという音が加わり、更に風と共に船がグッート動かされる。マリーナの管理棟は、今日は24時間開いている。夜、怖くなればどうぞと言われた。船の揺れがだんだん凄くなる。今日はまだ序の口。明日の正午が本番です。

明日の昼はどうなることやら。何やらいやらしい予感がする。即ち待機、なにもやることが無い。と言えば、朝から冷たいお飲み物。ああ。

4 台風対策

さすが台風の本場。対策もすごい。写真は厳重なもやいと、通行部分を塞いだもやいロープ。すくなくとも、48時間前にマリーナに逃げ込まないとロープに進路を阻まれることになる。



夜になると段々と風が強くなる。船長と小太郎は管理棟でお勉強。夜になっても帰ってこない。風の音、ヒューヒューそして、ゴーゴーの音の乱舞、激しい交響曲。船が揺れる。ググクーと船が持って行かれる。管理棟は涼しくてよいのだが、残念ながらベットは用意されていない。椅子で夜を過ごすのはご勘弁。
恐怖を感じたら、管理棟へと言われると、何となく怖い。ただ、今夜は30 NT を超える程度の予報。山場は明日の昼、40 KN 超の予報である。マリーナ内は明るいが、これが暗黒だと怖い。「おかあちゃん」。男はいつまでたっても女に隷属しているのです。